1. やるべき時にやるべきことを、やる気にかかわらずやる
― 月次決算を安定させる“日々の記帳習慣”とは
経営者にとって月次決算は、会社の現状を正しく把握す
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1. やるべき時にやるべきことを、やる気にかかわらずやる
― 月次決算を安定させる“日々の記帳習慣”とは
経営者にとって月次決算は、会社の現状を正しく把握するための最重要データです。売上の傾向、利益の質、資金繰り、改善ポイント…。これらはすべて、毎月きちんと数字が揃っていることを前提に成り立ちます。
しかし、日常の記帳が後回しになってしまい、「月初が毎回バタつく」「スタッフに依頼しても遅れやすい」といった悩みが生まれがちです。これは、経営者もスタッフも、やる気に左右される“行動の仕組み”になっていることが原因です。本当に必要なのは、“やる気がなくても動ける仕組み”です。
2. 月次決算が遅れる本当の原因
月末にまとめて入力するスタイルは、作業量が重くなり、心理的ハードルが急上昇します。「また後で…」を繰り返し、結果として月次が遅れます。つまり月次の遅延は、“日々のわずかな積み重ねができていない”ことから生まれます。
3. やる気に頼らず記帳を続ける3つの仕組み
3-1. 記帳タスクを極小化する
記帳は大きく捉えるほど動きづらくなります。小さな単位に分解すると、やる気ゼロの日でも手が動きます。売上入力を3件だけ、レシートの撮影だけ、領収書を1日分スタッフに渡すだけ。完了よりも、着手の軽さが重要です。
3-2. 記帳の時間をルール化する
やる気の有無ではなく、“時間が来たら記帳する”仕組みに切り替えることが重要です。朝一で5分だけ入力する、昼食後に経費整理、スタッフは17時にレシート回収など、時間を固定すると行動が習慣化されます。
3-3. 行動トリガーで記帳を自動化する
「〇〇したら△△する」という行動の型は、やる気がなくても機能します。コーヒーを淹れたら銀行明細を見る、席に座ったら試算表を開く、退勤前にレシートを提出するなど、トリガーがあることで行動が自動的に始まります。
4. やる気がない日でも前に進む具体策
4-1. “確認だけ”の日でも良い
入力ができない日は見るだけ・チェックするだけで十分です。翌日の行動が格段に楽になります。
4-2. モヤモヤを書き出す
「どこまで進んだ?」という曖昧さが最大のブレーキ。紙に書き出すと頭が整理され、動き始めやすくなります。
4-3. 作業環境を整える
スマホを遠ざける、机の上を必要なものだけにするなど、集中できる環境に整えるだけで成果が変わります。
5. 月次決算は“気分”ではなく“経営の基盤”
数字が早く揃う会社は、判断も改善も早い。逆に数字が遅れる会社は意思決定も遅れがちです。だからこそ、日々の記帳習慣とやる気に依存しない仕組み化は、経営力そのものと言えます。
6. 結論:やる気は“行動した後”に出てくる
多くの人は「やる気が出たら記帳しよう」と考えがちですが、順序が逆です。
やる気 → 行動 ではなく、 行動 → やる気 が正しい順番です。
日々の小さな記帳を積み重ねれば、月次決算は安定し、数字に基づく経営が自然と回り始めます。
7. 最後に
弊社では、月次決算・巡回監査を通じて、経営者が“やるべき時にやるべきことを確実に実行できる仕組みづくり”をサポートしています。
行動が整えば、やる気は後から必ずついてきます。
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